毎年紅葉の時期には、どこかしかの紅葉狩りに行くことにしている。しかし、今年は11月になっても夏日の続く異常気象で紅葉がすすまなかった。12月に入ってようやく紅葉らしくなったが時すでに遅し、紅葉狩りに行く機会を失ってしまった。仕方がないので毎日のようにウオーキングに行く佐鳴湖公園の紅葉を見に行ってよしとした。
久しぶりに山の上の公園に足を延ばしてみた。いつものお気に入りのモミジが今年も見事に真っ赤に色づいていた。土日はどこかのグループが見えたりするが、平日は三々五々近所の住民が散歩に来るだけの静かな公園だ。遠くへ行かなくても近場でこんなにきれいな紅葉に出会えて満足である。
それにしても近年の気象の変化は異常である。花の咲く時期も紅葉の時期も過去の経験は役に立たなくなった。いつもなら咲いている時期に行っても咲いていなかったり、逆にもう散っていたりで、がっかりすることが多くなった。果物も収穫時期が狂ってきている。いつもの時期に毎年恒例の南信州にドライブを兼ねてリンゴを買いに行ったら、「その種類は収穫が10日ほど遅れています」と言われて、2週間後に2度も行くことになってしまった。海では北の海で南の海の魚が大量に網にかかっているというニュースを見る。
夏はあんなに暑かったのに、12月に入ったとたんに雪国では例年よりも早く、しかも大雪になっている。これも地球温暖化の影響で海水温が高いので大雪になるのだという。もちろん日本だけではない、地球の気候が完全に狂い始めているのは間違いない。(2024.12.22)