アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.142

「さくらの狂い咲き」

さくら

前々回、8月末に変形性膝関節症になったという話を書いた。普通に歩くこともままならず、朝起きたらトイレに行くのも四苦八苦するほどの痛みに苦しんだ。外科病院に駆け込んで治療すること1か月半、おかげで普通に歩けるまでに回復した。病院は余り好きではないが、治療を受けると効果てきめん。やはり病院には頼るべきである。

これまで習慣としていた佐鳴湖公園のウオーキングは、連日の猛暑につづいて膝の痛みで2か月以上も休んでいた。10月になって普通に歩けるようになったので、少しづつ歩く距離を延ばす練習をしていた。猛暑も収まった10月半ばにウオーキングを再開し、いつもの半分の距離で試してみた。速度は遅くなったが痛みもなく無事歩くことができた。今度はいつもの距離をゆっくり歩いてみた。2時間近くかかったが、痛みもなく無事完歩できた。

歩く自信がついたので佐鳴湖公園のウーキングも季節の花を見る余裕がでてきた。秋になると必ず狂い咲きする桜があるが、今年もいくつかの木に花が咲いていた。「お、あそこも咲いている!」そんな狂い咲きの桜を探すのも楽しみの一つである。河津桜系がたくさん咲いている。ソメイヨシノも時々狂い咲きしている。今年は秋になって夜は少し涼しくなったが、日中は相変わらずの夏日が続いている。そんな異常な気候がより狂い咲きの原因になっているようだ。(2024.10.27)

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