アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.136

「ついに買いました〜男の日傘〜」

ドクダミの花

年々夏の暑さが厳しくなる昨今、「男も日傘が欲しいなあ」と思っていた。昔は男が日傘をさすなんて「恥ずかしい、格好悪い」と思っていた。しかし最近は男も日傘をさしている姿を見かけるようになり違和感がなくなった。テレビのニュース番組を見ていたら、ある小学校では生徒全員が登下校時に日傘をさす姿が流れていたが、ついにそんな時代が来たのだ。

夏の暑さが猛暑、酷暑などと言われ災害級になってきた昨今は、恥ずかしいとか格好悪いなどと言っていられない時代になってきた。自分の身は自分で守るしかないのだ。百貨店や大型スパーでは、「男の日傘コーナー」を設けて販売に力を入れている。

どうせ買うなら紫外線対策にUVカット率が高いもの、突然の雨にも対応できる晴雨兼用、携帯に便利な折り畳み式、ボタン一つでワンタッチで開閉できる、あまり派手でないシルバーで裏がK色。そんなわたしの条件にピッタリの日傘が見つかって、ついに「男の日傘」を買った。

ところで夏の暑さがどれだけ厳しくなったか調べてみた。その年によって猛暑の年や冷夏の年があるが、昨年と60年前を比べて30度を超えた日数は一目瞭然だ。

2023年7月(30度越え日数)28日(最高気温)37.2度(月平均気温)25.1度
2023年8月(30度越え日数)29日(最高気温)35.3度(月平均気温)29.7度
1963年7月(30度越え日数)12日(最高気温)36.5度(月平均気温)25.6度
1963年8月(30度越え日数)14日(最高気温)32.9度(月平均気温)26.0度

静岡市では既に7月7日に40度の日本一を記録した。今年は例年よりさらに暑くなるというが、「男の日傘」で今年の厳しい夏を何とか生き延びたいと願っている。(2024.7.14)

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