正月の初詣は毎年森町の小国神社と決めている。人混みは好きではないので正月三が日を避けて2、3週目の平日に行く。「そんなに遅くてはご利益がないよ」と友人は言うが、毎年何事もなく無事過ごせているのでご利益があったと理解している。いつものようにお参りをして破魔弓を買って、おみくじを引いたら見事に「大吉」だった。「正月から運を果たしてしまうと後が心配だよ」という人もいるがどうなのか。
大吉とはいえ「一時は危ない時がありますよ」「仕事には励みなさい」と戒めている。つまり、おみくじで大吉が出たら、あとは神様に任せておけば全て万事うまくいく訳ではないのだ。神様は自分の心の中に宿っている。自分を戒めて、自分で努力することが大切だと説いている。
それにしても、能登半島の人達の多くは、いつものように元旦に初詣に行って「今年1年の健康と安全祈願」をしたに違いない。それでもその日の夕方に大地震に見舞われてしまった。人生の試練にしては少し厳し過ぎはしないだろうか。最近起きている世界中の火山活動や地震活動などを見ていると、今や地球は千年に一度の地殻変動の活動期に入っているのではと思ったりする。
東海沖地震はいつ起きてもおかしくないと言われ続けて久しい。富士山の噴火も取りざたされているが、地球の歴史上これらはいつかは周期的に起きる。ただ、地震と火山の噴火は台風のようには予測できないのが一番の難問題だ。逆に正確に予測できてしまうとかえってパニックになって、もっと混乱を招いてしまうに違いない。常に最低限の備えをして置くしかない。(2024.1.28)