アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.15

「マスクとマイバック」

マスク

今や外出時の必需品がマスクとマイバックだ。コロナ禍のいま、家の中ではマスクをしていないので、うっかりするとそのまま外出して、あわててマスクを取りに家に戻ることが何回かあった。それ以来、外出時の様々なカバンに必ずマスクを入れて置くようになり、念のため車の中にも2〜3枚マスクを入れている。スーパーに行く時もコンビニに行く時も、人が集まる場所に行く時は必ずマスクをしないと非難の目が注がれる・・・そんな世の中になってしまった。

もう一つは7月から始まったレジ袋の有料化だ。スーパーもコンビニも本屋も、必ずレジでお金を払う時に「袋はどうしますか?」と聞かれて、「ああそうだった!」とマイバックを忘れたことにあわてる。3円か5円払えば袋に入れてくれるが、地球の環境を守るためにマイバックを待っていくのは世の中の常識となり、どこへ買い物に行く時もマイバックが必要になった。これも、様々なお出かけカバンや車の中に必ずビニール袋か折り畳み式のマイバックを入れておくようになった。

需要があれば供給ありで、今や様々な店舗で選ぶのに迷うほどのマスクが売られ、一時のマスク不足が嘘のような状況である。夏はコロナと熱中症の両方から身を守る必要があるがので、夏用のヒンヤリマスクが数多く店頭に並んでいる。どれを選べば良いのかよくわからないが、何種類か買って試している。ほんとにヒンヤリかどうかよくわからないが何となくヒンヤリすると思えばヒンヤリで、気持ちの持ち方次第のような気がしないでもない。かみさんの友だちからもらった手作りマスクもたくさんあって、家の中にはマスクが溢れている。アベノマスクは引き出しの奥にしまったままだ。マイバックもしかり、値段もピンからキリまで、カラフルなマイバックが店舗の目のつく場所にたくさんぶら下がっている。日常生活でいろいろ気を使うことが多くなって、とてもボケてはいられない世の中になった。(2020.8.23)

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