山野に普通に生える多年草。高さ70〜100cm。葉は互い違いにつき長い柄があり、羽状複葉。小葉は2〜6対で長楕円形か卵状長楕円形で縁がギザギザしている。托葉は斜卵形で下方に反り返る。秋に茎の頂が枝分かれし、その先にまっすぐな穂状花序がを作って、花弁のない暗紅紫色の花をつける。穂状花序は多数できて、短かな筒状、長い花軸を持ち、花は小さい。名前の語源は諸説あり、「吾もまた花である」という意味の「吾亦紅」のほか、吾木香、我毛紅とも書く。
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