少し湿り気のある野原や公園の木陰、庭の隅などに生える多年草。丸い腎臓形の葉と紫の唇形の花をつけながら横に這うように広がっていきます。花後に垣根を通り抜けるようにすーっと延びることから「垣通し」の名前があります。芳香が強く薬効が強いことから、カイドオシ茶にして飲むこともあるようです。葉の形をお金に見立てて、それが連なるように見えることから、レンセンソウ(連銭草)や、子供の「癇の虫」を取る薬として使われることから、カントリソウ(癇取草)とも呼ばれます。
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