Vistaはあまり評判が良くなかった。Office2007も使い勝手が悪く、以前のような、訳の分からないシャットダウンはなくなったが漢字変換能力の悪さは相変わらずだった。それでも3年間文句を言いながらも使い続けて慣れてきたので急いで更新する必要もないのだが、「7」が2009年10月に発売になって半年、待望のOffice2010も6月に発売になったのを機会に、早速ソフトを購入してデスクトップのOSを「7」に、Officeを2010にアップデートを実施した。一応パソコン教室と名乗って30数人を毎週指導している立場上、いずれ生徒は真新しいWindows7とOffice2010のパソコンを持って入会してくるのに、「そんな新しいソフトはわかりません」と言う訳にはいかない。今のうちに使い勝手に慣れておく必要がある。
OSのアップデートが2時間、Officeのアップデートが30分かかった。Windows7にはメールソフトが付属されていないので事前にWindows liveメールをネットからインストールしておく必要がある、というのは事前知識として知っていたが、アップデートを先にしてしまうとWindowsメールがなくなっているので慌ててしまうから注意が必要だ。それにしてもOSが新しくなるたびにメールソフトも変わってしまうのでユーザーは振り回される。フォトギャラリーもムービーメーカーも付属ソフトからなくなって、liveフォトギャラリーとliveムービーメーカーになった。photo managerもなくなっている。今まで重宝して使っていたソフトがなくなるのはユーザー泣かせだ。パソコン環境は、シニアの初心者にとってはますます分かりづらい。教室に生徒が持ってくるパソコン環境は多岐にわたり、officeも2000、2003、2007、2010、OSもさすがに98はなくなったが、XP,Vista、7。デジカメの指導に至ってはカメラの機種ごとに操作が違い、パソコンへの取り込む方法も千差万別とあって、一人ひとり個別に指導が必要になった。とりあえずパソコンに関することは、Word,Excel,デジカメ、画像編集、お絵かき、など一通り指導しているが、最近は「ipad」とか「ipod」とかが話題の中心になっている。世の中の変化に付いてあと何年指導できるだろうか。(2010・7・3)