74:万葉の森公園と不動寺のツツジ群(浜北区)

万葉集には花木や草花が数多く登場し、植物を詠んだ歌は1550首余りと3分の1を超え、植物の種類は160種にも上ります。万葉集には浜北ゆかりの歌が4首あり、万葉の森公園は「みどりあふれるまちづくり」の理念の下、特色ある文化の振興、町づくり事業として、平成4年4月に開園されました。約2,3haの敷地には300余種、5000本の万葉植物を中心に、万葉資料館、万葉亭、伎部の工房、曲水庭園、檜の森などの施設を備え、各種体験事業も楽しめます。毎年10月には「浜北万葉まつり」が開催され、その中で万葉衣装を身に付けた参宴者たちが、曲水の宴を古式ゆかしく再現されます。ちょうど訪れた快晴のこの日、枝垂れ桜がほぼ満開でした。(2010・3・19)

万葉の森の直ぐ下に「平口のお不動さん」で親しまれている不動寺があります。2,3日前の新聞に「不動寺のミツバツツジの花が見ごろです」の記事が載っていたので、早速この日万葉の森と一緒に訪れました。ここのミツバツツジの花は有名で境内には50本ほどが点在しています。その中でも頂上にある一番大きなミツバツツジの大木が満開で赤紫色の花が見事に咲いていました。熟年アマチュアカメラマンが何人か盛んにシャッターを押していました。(2010・3・19)