大草山は、地質学的によると長期にわたる風化・浸食によって生じた老年期山地の山頂部が、かつての天竜川の堆積物である三方原礫層により埋め残されたものだそうです。1570年に大草山の石が浜松城の石垣に使われたと言われています。「大草山の慕雪」として舘山八景の一つに数えられています。ロープウエイが舘山寺パルパル遊園地と大草山の頂上を結んでいます。頂上には浜名湖オルゴールミュージアムが、国民宿舎「かんざんじ荘」があります。頂上からの舘山寺の内裏湾、舘山寺温泉街、奥浜名湖の眺めは素晴らしく、特に奥浜名湖の夕景はなんとも言えません。また、大草山の下を東名高速道路がS 字カーブを描いて浜名湖をまたいで浜名湖サービスエリアに続いている風景も美しい。(2010・5・8)