アンドレの「デジタルつれづれ草」94段

“コップ一杯のジュース!?”

コップに注がれた一杯のジュース(ビール のほうがいいかも?)を半分まで飲んだ 時、「おお!まだ半分残っているぞ」と思 う人と、「ああ!あと半分しか残っていな い」と思う人がいる。あなたはどちらのタ イプでしょうか?。どちらも全く同じ状態 なのに、考え方一つで正反対の状況が生ま れてしまう。前者を「プラス思考」と言 い、後者を「マイナス思考」という。 プラス思考は全て良いほうへ前向きに、つ まりプラスのほうへ考える。人生の最大の 目的は、自分の人生を最高にすることであ る。その為にはプラス発想はどうしても欠 かせない。

昔から「病は気から」と言う。病は気から のメカニズムは、不安や心配などからス タートする。心がマイナス状態になるとア ルファ波が消滅し、ベーター波が増え、自 分でも気がつかない緊張状態が続く。する と交感神経が刺激されアドレナリン、ノル アドレナリンなどのホルモンが増え、ある 日症状となって、その人の一番弱い部分に 現れてくるのである。スポーツ選手が練習 の時はいつも上手に出来ていたのに、本番 になると硬くなって実力の半分も出せな かったりすることはよくあることだ。あな たも音楽の発表会などで、舞台に上がった とたんに、胸がドキドキしてしまった経験 があるでしょう。本番が終れば、その緊張 は嘘のようになくなり元に戻る。このよう に心と体は密接な関係にあり、心の状態は 必ず体に表れる。

アメリカのケイツ博士が面白い実験をし た。人が吐く息をガラス管に入れ液体空気 で冷やして沈殿物を作った。すると(1) 怒っている人の沈殿物は栗色(2)苦しん でいる人のは灰色(3)後悔している人は 薄い赤(4)精神が安定している人は無色 であった。怒っている人の沈殿物をネズミ に注射したところ、数分後に死んでしまっ た。精神の安定を乱す「怒り」「心配」な どは、いわば自分で毒を作り、自分の体に その毒をまいているようなものだから、体 にいいわけがない。心配性の人は早死にす る傾向があり、いつもニコニコしている人 は健康に恵まれ、長生きする人が多いのは 当然である。

健全な精神に健康が宿る。良好な精神状態 を保つと病気にならない。プラス発想する と脳波はアルファ波になり精神は安定す る。やがて脳内にやる気ホルモンと言われ るドーパミンやベータドルフィンが出て、 短時間で全身に回る。すると体内の隅々ま で細胞が活性化し、免疫機能が活発になり 外敵から体を守ってくれる。このようにプ ラス発想は「病気の予防」「健康維持」 「病気の回復」など、生命を守る強力な武 器になるのである。

ガンの発生メカニズムはまだ解明さていな いが、精神的な要素も多分に影響があるよ うである。マイナス思考の人の発生率が多 いのではと個人的には推測する。病気に なってしまったら、本来人間に備わってい る「自然治癒力」をいかに引き出すかがポ イントである。最も難しいとされるガンで さえ、時に消滅させる偉大な力があるプラ ス発想だから、「自分は絶対治る」と信じ 切ることである。

最近「笑い」が注目されている。「笑う門 には福来る」と、昔から言う。笑いが健康 にいいことは医学的にも立証されている。 病気や悩みがあれば心から笑えない。笑い は心身や家庭の健康のバロメーターでもあ る。平均80数年のたった1度しかない人 生である。くよくよしないで毎日プラス思 考で楽しく暮らしたほうが絶対にお得だと 思いますよ。(2006・6・24)

「デジタルつれづれ草」トップ