アンドレの「デジタルつれづれ草」71段

“早朝ウォーキング・デビュー”

早朝の佐鳴湖

私は21世紀の超高齢化社会を展望し、定年後の人生を“心の健康”と“コミュニケーションづくり”をテーマとした、元気に生き抜くためのシニアの生きがいづくり、孤独にならないためのコミュニケーションづく りのお手伝いをしようと、地域のシニアの皆さんを対象に、趣味の音楽とパソコンを活用した活動をライフワークとしている。

ある日、友達から「心の健康はいいけど、体の健康はどうなの」と質問された。日頃デスクワークばかりに追われて、正直、運動不足を痛感していた私の胸にその言葉がグサリと突き刺さった。「健全な精神は、健全な肉体に宿る」とかいう言葉もある。「健康な心」は「健康な体」があってこそである。今まで思ってい てもなかなか実行できなかったウォーキングを実践しようと決心した。聞くとみんな結構ウォーキングをやっているという。みんなそれなりに頑張っているのだ。みんなができて私にできない訳がない。

そんな訳で、8月21日から早朝ウォーキングを始めた。初日は気分が高まって、3時半に目が覚めてしまった。余りに早すぎたので、しばらくウトウトして4時半に起き出した。それでも早いので、1時間ほどパソコンの朝練をしてから5時半に出発した。自宅の近くに佐鳴湖公園という、ウォーキングには格好のフィールドがある。こんな朝早くからでも活動を始めている人が結構たくさんいるものである。バス通りをいきなりヘルメットに派手なウエアを身に着けたサイクルスポーツの5〜6台の一団が西に向かって走って行った。佐鳴湖公園には犬の散歩をしている人、ラジオを聴きながら歩いている人、年配の夫婦連れ、汗びっしょりになって走っている人、雨模様のこの日、傘を刀のように腰に差して歩いている人、さまざまである。

自宅から早足でスタコラ歩いて、佐鳴湖の南の端の漕艇場まで、ちょうど30分であった。ここで折り返して1時間の行程、運動には適当である。当然ポケットにはデジカメが入っている。結構面白い拾い物 (いい被写体に出会うこと)をすることがある。早朝は被写体の宝庫である。日中では見られない光景に出会う機会が多い。まず光りの状態が柔らかくて最高である。思わず立ち止まって撮影に夢中になってし まった。毎朝日の出を拝むことが出来る。上の写真もそんな早朝の光りの中での光景である。

帰りには中央公園の東屋で馴染みのご夫婦と、早朝ウォーキングをやっているよといっていた知人の0さんに出会った。早朝のウォーキングはほとんどが顔馴染みのレギュラーばかりである。これから顔馴染みがどんどん増えるはずである。それもまた楽しみの一つである。ウォーキングは継続しないと意味がない。習慣にしてしまうことである。「継続は力」が座右の銘の私としては継続しない訳にはいけない。台風が来る日は2日ほど休んでしまったが、台風一過の今日はお天気もいいので実行しよう。

早朝4時に起きて、この「つれづれ草」を書いている。やがて空が白々と明るくなってきた。時計を見たら5時を過ぎた。そろそろこの文章を完成させて出発することにしよう。早朝6時前後、佐鳴湖公園 に行ったら私に会えるかもしれません。その時はひとこえ声を掛けてください。(2005・8・27)

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