アンドレの「デジタルつれづれ草」48段

“山茶花”

山茶花

先々週の「つれづれ草」の肴町の酒屋さん を取材した帰りに寄った浜松城公園で見か けたサザンカの花。この枝に一輪だけ咲い て、ひと際鮮やかに輝いて見えました。花 のアップの写真は、意外と難しく、「きれ いだな!」と思って近づいて見ると花びら が痛んでいたり、沢山咲いていても、アッ プに耐える花は、意外と少ないものです。 「花がきれいだな」と思っても、背景がう るさくて、バックの処理が思うようになら なくて、撮影を諦めることもあります。光 線の状態が悪い場合も有ります。私は雰囲 気を大切にするので、ここも日影の薄暗い ところでしたが、花の撮影では自然光の み、フラッシュはOFFです。デジタルは 修正加工や切り取り、貼り付けが自由自在 と言っても、有りもしない背景に貼り付け る、などはするべきではないと思います。 (デザインとして加工する場合は別です が)

浜松城公園は四季折々に季節の花が咲いた り、犬を連れて散歩する人、可愛い子供づ れのお母さんなど、カメラ散歩には格好の 被写体がいっぱいで、自宅からも丁度運動 には手頃の距離なので、よくやって来る定番のス ポットです。 サザンカは日本名「山茶花」。花が少なく なる晩秋から冬にかけて咲くので嬉しい花 です。花言葉は「謙譲」「ひたむきな 愛」。勿論椿とは親戚ですから花が似てい ますが、椿は花びらが一緒に頭からボテッ !と落ちてしまうのに対して、山茶花は花 びらが一つずつ、ハラハラと散ります。

丁度今の季節、どこのお宅の庭でも真っ盛 り、白い花、ピンクの花、生垣にしたり、 1本立ちにしたり、庭のあるお宅なら1本や 2本はある定番の花木です。我が家にも勿 論白とピンクがただ今真っ盛りです。ピン クの色も濃い色、薄い色、花びらも一重、 八重と、実に種類の多いのには驚かされま す。何の花でも私はどちらかと言えば、花 はシンプルな一重が好きです。(2004・12・11)

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