アンドレの「デジタルつれづれ草」3段

“パソコンでお絵かきのすすめ”

カボチャの絵

天文年間にカンボジアから渡ってきたの で、カボチャといいます。原産地は中南米 です。人をけなして“カボチャ野郎”と か、英語のパンプキンには“カラ威張り 屋”の意味があったりで、余り優遇されて いませんが、栄養的には優等生です。ビタ ミンA・B1・B2・C等も含み、「冬至に カボチャを食べると風邪をひかない」の言 い伝えも、あながち迷信とはいえません。 今年の冬至は皆さんはカボチャを召し上が りましたか。 ところで、好き嫌いの余り無い私ですが唯 一カボチャだけは昔から好きになれませ ん。別に食べれない訳ではありませんが、 積極的に食べる気持ちになれません。我が 家で時にカボチャの煮物が出ると、なかな か減らないので3〜4日は毎日冷蔵庫から出 たり入ったりです。でも、カボチャの餡の お菓子などは好きです。可笑しいですね。

さて、私は下手だけれど基本的に絵を描く のは大好きです。 絵手紙を描こうと、3年ほど前に筆や絵の 具、絵手紙用葉書などを買い揃えたもの の、なかなか描くきっかけが無くて、真新 しい道具は何も使わないまま中古になっ て、押入れの中に眠ったままです。・・・ ・・・というお話は、昨年のエッセイの中 で書きました。 パソコンを始めてから、パソコンでも「ペ イント」というソフトで絵が描けることを 知り、少しずつ描き始めました。マウスで 絵を描くのは結構難しいものです。ペンタ ブレットという便利な道具があることは 知っていましたが、昨年9月、WACOM 社から手ごろな値段の新製品が出たので、 早速手に入れて、勉強を始めました。 しかし、優れた道具を買ったら、直ぐに絵 が上手く描けるということではありませ ん。道具を使いこなすには、それなりに可 なりの努力と使いこなして慣れることが必 要です。

パソコンでのお絵かきの便利なところは、 準備も後片付けも要らないところでしょう か。描きたい時にスイッチを入れば直ぐに 描けるし、気に入らなかったら消すのも簡 単。途中で止めるのも保存してスイッチを 切るだけ、また、好きな時に続きを描くこ とが出来ます。紙や絵の具が無駄になるこ ともありません。 「私は絵心がないから」、「絵は下手だか ら」と、最初から絵を描くのを諦めている 人がいます。もし、そう思っているあなた !そんな気持ちは捨てなさい。真心のこ もった絵こそ美しいのです。私は子供の絵 を見るのが大好きです。子供は決して上手 く描こうなどとは思いません。ただ心に浮 かんでくる気持ちを素直に表現します。そ れが美しいのです。

大人はどうしても、まず上手く描こうと身 構えてしまいます。不順な気持ちを捨て て、花なら花の美しさに感動したそのまま を素直に描けばいいのです。線が少し曲 がってしまった、花びらが不揃いになって しまったなどは気にしない事です。ひたす ら絵を描き続けていると自然に何となく絵 心も身についてくるものです。 私のように、下手な文章や絵をこうして恥 ずかしいなどという気持ちを捨てて自分へ の挑戦のつもりでみんなに公開してしまう と、意外と上達も早いような気がします。 「継続は力」です。これからも恥をかき捨 てて、気楽に挑戦していきます。(2004・1・31)

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