シリーズ“趣味に生きる”

浜松山草会


山野草に魅せられた男女26名(男性17名、女性9名)のグループ。
創設は、浜松市フラワーパーク開園(昭和45年9月)の前年、昭和44年4月と言うから、既に36年の歴史がある。毎年春と秋の年2回、フラワーパークで展示会を開催し、即売も行っており、毎月第3土曜日の午後に、西部公民館で例会を開催している。
2005年6月24日〜26日、クリエート浜松にて、恒例の展示会「納涼山草展」が開催され、取材に訪問させていただいた。(右端が会長の伊藤戈一さん)

★浜松山草会では野山に咲く花を育てる仲間を募集しています。ぜひあなたも展示会、定例会を訪問してみてはいかがでしょうか。


「山野草の魅力は何でしょうか?」と質問したら、「けしつぶのような小さな種から育てて、1年後に見事に花が咲いたときの喜びです」と言う答えが帰ってきた。1年間手塩にかけてやっと咲いた花の命はほんの数日、なかには、2年目にやっと咲いて僅か数日で萎んでしまう2年草の花もあるという。カタクリの花などは、種から育てると、8から10年目、忘れた頃にやっと花が咲くそうである。何とも気の遠くなるような、根気のいる世界である。だからこそ、待ちに待って、やっと花が咲いたときの喜びは、我が子の成長のような、いとおしい気持ちになるのであろう。何か分かるような気がする。

自然の山野草を見る為、月に1〜2回ほどは千五百メートル前後の山へ登りに行くそうである。会員の皆さんは年配の方が多いがみんな元気である。展示会に2時間ほどお邪魔したが、次から次に見える山野草に興味のある訪問者の熱心な質問に、会員の皆さんが一生懸命答えていた顔がいきいきとしていました。


展示会の見事な作品の1部をご紹介しましょう


シライトソウ

アカバナフウラン

オトメギボウシ

ヤクシマシライトソウ

ウチョウラン

ヤクシマショウマ

苔玉

シモツケソウ

ハエジゴク

ハクサンオミナエシ
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