四季の花便り

満開の志都呂町T邸の”ハクモクレンの巨木”

毎年3月20日前後に訪れている志都呂町T邸のハクモクレンの巨木が今年も見事に満開になりました。今年は例年よりも花数が多いように思います。昨年はお宅を取り壊して建て替え中だったので撮影が出来ませんでした。古い茅葺き風のハクモクレンの古木によく似合った風情のある古い家屋であったが、現代風のプレハブ住宅になってしまうのだろうかと、内心心配していました。しかし今年再び訪れて安心しました。ご主人のなんと優しい心遣いなのでしょうか。ハクモクレンの古木にマッチする、とても古風な茅葺風屋根の木造住宅でした。

丁度ご主人が外に見えたのでいろいろお話を伺いました。昨年は築100年の旧家屋を止むを得ず取り壊して建て替えることにしたこと。本当はご主人がコンクリート専門の建築家なので、コンクリート住宅ならもっと建築費が安く出来たこと。やはり周りの皆さんからハクモクレンの古木にマッチした木造の家屋にするよう強い要望があった為、予算が大分オーバーしてしまったこと。このハクモクレンの古木は旧家屋と同じ樹齢100年以上は経っていることなど、いろいろな話に花が咲きました。昨年は家を取り壊したので風当たりが強く、花芽が落ちて花が少なかったそうです。その分今年の花数が多いのかもしれません。それにしてもいつ見ても見事なハクモクレンの巨木です。いつまでも咲き続けて欲しいものです。(2004・3・27)

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