アンドレのフォト・エッセイ「青春日和」No.40

“正月恒例の初詣”

小国神社

暮れからやって来ていた3人の孫たち家族もそれぞれ帰って行って、またいつもの二人だけの静かな我が家に戻っている。1月11日の日曜日、正月恒例の初詣に行ってきた。どんなに人ごみであろうと、初詣は何が何でも元旦だ、正月3が日だ、という人も多いが、そんなに信心深くない我が家では、初詣は2週目の休日に行くのが恒例になっている。そして、もう30数年来、初詣と言えば遠州森町の小国神社と決まっている。今年の正月は良いお天気に恵まれて、この日も朝から晴れ渡ったよいお天気だった。

ゆっくり朝食をいただいて、8時半ごろ家を出た。これも恒例だが、豊田町の「とりたて元気村」で野菜を仕入れてから目指す小国神社に向かった。「とりたて元気村」は地元の農家が共同で経営している直売店だ。近頃は輸入食材は農薬汚染など,全く安心できない世の中になってしまったので、地産地消を心がけて地元の農家が作った野菜を買うことにしている。とりたて元気村はそんな思いのお客で今日も賑やかだった。道路は朝早かったからか大分空いていた。しかし残りあと3キロの地点でさすがに渋滞していた。仕方がないのでいつもの裏側の道に回って行ったら渋滞もなく駐車場も空いていてスムーズに参拝することができた。

この頃は正月も普段の日も何の変化もなく過ぎて行くが、正月の小国神社は相変わらず薄暗い参道には露店がたくさん並び、懐かしい正月気分を味あわせてくれる。結構まだ参拝客で賑わっていた。昨年の破魔矢を納めて本堂に向かい、今日は奮発?して100円を賽銭箱に投げ入れて、鈴をジャランジャランと鳴らして手を合わせ、家内安全、孫たちの健やかな成長、その他内緒の願い事をした。お参りを終えると新しい干支の破魔矢を買って、最後におみくじを引いた。私もかみさんも大吉だった。今年の正月は空前の経済不況とあって、気持ちだけでも明るくと、神社でもおみくじに「大吉」をたくさん入れてくれたのではないだろうか。小国神社の帰り道では、これから向かう車の渋滞が4キロ以上になっていた。朝早く来てよかった。

今年は我が家にとっては4人目の孫の誕生が予定されている。7月には「孫々」どころか「孫々の2乗」になる明るい年になりそうだ。また孫のお年玉が1人分増えて、来年の正月は大変である。成長に合わせてお祝い事も4人分、嬉しい反面、財布とのにらめっこは、いづこの家庭も同じではないかと思う。でも元気でそんな事が出来る内が人生の花ではないでしょうか。今のところ二人とも多少の言うところはあっても大病を患わずに元気で過ごしているのが何よりだと思う。週3日の仕事とボランティア活動、趣味の音楽活動に、ほとんど休日も予定のない日がないほどカレンダーが埋まっているのは幸せというものだろう。月並みだけど、今年も健康で毎日が充実した日々を送るのが一番の目標である。(2009・1・15)

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