アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.103

「オオバキリン」

オオバキリン

今や園芸ブームである。コロナ過で家庭にいることが多くなって更に園芸ブームに拍車がかかったという。近所の園芸店では花や野菜の苗を買いに来る客で連日大賑わいである。いつのまにか我が家も庭だけでなく室内の観葉植物や花の鉢植えが増えている。

オオバキリンのピンクの花が次々と咲き出した。ブラジル南東部が原産のサボテン科の植物である。元々乾燥地帯の痩せた土地に生きる植物なので水やりや肥料はかなり控えめで十分だ。丈夫で繁殖力が旺盛なので枝を切って土に挿しておけば根が出てきて株を増やすことができる。

特に冬場は水やりはほとんど不要なのでほって置いた。枯れてしまったかなと思ったら、春先になったら葉っぱが出てつぼみがたくさんついて、次々と花が咲きだした。水やりは春先以降は10日に一度ほど、土が乾いたらたっぷり与える程度。乾燥地帯の植物なので逆に水のやり過ぎは根腐れを起こしてしまう。肥料も濃度の薄い液体肥料を少量で十分。サボテン科の植物はあまり手を掛けないで「ほったらかし」ぐらいがちょうど良い。管理が楽なので素人には育てやすいのが何よりだ。(2023.3.26)

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