アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.99

「2023年はどんな年?」

今年の干支うさぎ

毎年恒例の小国神社の初詣に、これも恒例の混雑する正月3が日を避けて3週間目の19日に行ってきた。毎年地元森町一宮の暖房設備業を営む鈴木格子さんの製作による鉄の干支のオブジェが今年も本殿前に展示されていた。今年は卯年でうさぎのオブジェだ。多分今年75歳くらいになる鈴木格子さんは、相変わらずお元気で頑張っている。

2023年は卯年でも「癸(みずのと)卯(う)年」で「卯」は十二支の4番目だが、十干(じっかん)の最後の「癸」の年で、物事の終わりと始まりを意味する。また「癸」は「揆(はかる)」の一部であることから、「種が計るほどの大きさになり、春がまじかで蕾が花開く直前」との意味があるという。卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性格から家内安全、その飛躍する姿から「飛躍」「向上」を象徴する年で、また「卯」は「刀でものを切り開いた形」を表していることから、はやりコロナ禍からの回復が期待され、「飛躍・向上」する年になるとう。いやなってほしいものだ。

小国神社の掲示板を見たら、2023年は私の年の昭和17年生まれ(数え年82歳)の四緑木星は「陰陽道」による「八方塞がり」の年だという。「すべての方向に支障があり何も行えない状態になる」とのことだ。暦により9年に一度廻ってくるこの年齢が、肉体的にも精神的にも大きく変化する人生の節目である。自分の歩みを緩めて周りの人に感謝の気持ちを持って接し、みんなの世話をしながら取りまとめていくスタイルが良いとのこと。周囲を優先することで自然に新たなご縁が生まれる。健康面は不調が表面化しやすい年なので、活動と休息のバランスを保つよう心掛けるようにとのことだ。無理はしないように穏やかに過ごしたいと思う。(2023.1.22)

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