アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.98

「どうする家康」

どうする家康

いよいよNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送が1月8日から始まった。浜松市も元城小学校跡地に大河ドラマ館「浜松出世パーク」をプレオープンさせた。今回は浜松市のほかに家康ゆかりの地の静岡市、岡崎市が協賛しての一大イベントだ。

1月8日の第一回の放送を視聴した。初回全国視聴率は15.4%だった。大河ドラマの初回視聴率としては過去2番目の低さだったという。しかし、舞台となる静岡地区は22.7%、名古屋地区は18.4%でまずまずのスタートだったようだ。ちなみに「おんな城主直虎」の初回視聴率は16.1%だった。泣き虫、弱虫だったという若い頃の家康像が随分誇張されていた。三河の田舎の大名の子がどんな生い立ちで江戸幕府を築くまでになったかを見るのが楽しみだ。

地元天竜浜名湖鉄道も、主演の松本潤さんをデザインしたラッピング列車を一日5往復運航して応援している。80歳にもなってラッピング電車を撮ろうなどと考えるところがまだまだ私も若い証拠だ。天浜線沿線で絵になるスポットはすぐに頭に浮かんだ。冬にユリカモメが集まることで有名な浜名湖佐久米駅だ。毎月のように三ヶ日町に住む音楽仲間のレストラン兼自宅に行く時にこの前を通るお馴染みの駅だ。ラッピング電車が到着する13時57分に合わせて車を走らせた。

自宅から30分ほどで到着した。案の定ユリカモメを目当ての観光客でいっぱいだった。駐車場がいっぱいで車を止めるのに苦労したが、しばらく待ったら運よく一台空いて助かった。ラッピング電車全体を撮るには、線路を渡って東名高速道路のガード下に移動しないと撮れない。やはり同じ目的てカメラを構えている男性二人が既に待機していた。電車は時間通りにやってくるので行動しやすい。到着次第数カットを撮って5分ほどで撮影は終了した。電車の時刻表を調べたり、自分の予定と天気を調べる準備と道中で丸一日、撮影は5分で終了。今年初めてのエッセイを丸一日かかって書いたり消したり推敲を重ねて仕上げた。(2023.1.14)

「令和つれづれ草」トップ