アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.92

「春の桜が満開」

桜

昨年の3月から「浜名湖岸新四国八十八ヶ所霊場巡り」をしている。予定のない日に気ままに訪問しているので既に2年目である。10月のある日に湖西市の東雲寺を訪問したら、境内のソメイヨシノだろうか、素人で詳しいことは分からないが秋に咲く十月桜ではないと思われる春の桜が満開状態だった。1、2輪の狂い咲きは時々あるが、春の桜が秋にこんなにたくさん咲いているのは珍しい。

35度を超える猛暑が続いた夏がやっと終わって彼岸を過ぎて涼しくなったと思ったら、東京では10月1日の最高気温が29度の半そで姿に、と思ったら1週間後の7日には13度と師走の気温になって、あわてて冬のダウンやマフラーを出す人もいた。この時期のこの寒さは88年ぶりだとか。北海道では紅葉と冬景色が同時に鑑賞できたと観光客は喜んでいた。11日にはまた25度の夏日だった。10度以上も上がったり下がったりで、冬の寒さの次にまた暖かい日が来ると桜も「春がやって来た?」と勘違いするらしい。

数年前から季節の変わり目がおかしくなってきた。さわやかな秋がほんのひと時で、夏からいきなり冬に突入するようになった。秋の服を着る間もなく冬の服を慌てて着たたりしている。朝になってみないと着る服が選べない毎日である。地球温暖化とは言え、夏は猛暑でも冬はやはり寒いのだ。しかも今年の冬は平年よりも寒く、例年より寒い日が長いらしい。・・・とは言っても遠州地方の寒さは知れているが。(2022.11.6)

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