アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.７６
「４月の年中行事」
２００９年（平成２１年）４月の「男の料理教室」で初めてマーマレード作りを覚えた。３歳の孫にパンに塗って食べてもらったら「じいちゃんのマーマレード、おいちい！」とほめられた。それ以来、私のマーマレードのブランド名は「じいちゃんマーマレード」になった。その後は毎年４月の「男の料理教室」のメニューはマーマレード作りになった。しかし、残念ながらコロナ禍により２０２０年３月を最後に「男の料理教室」は休止状態が続いている。
コロナ禍の中でも４月のマーマレード作りは私の年中行事になった。２０２０年４月も、２０２１年４月も、そして２０２２年４月も自宅でのマーマレード作りは続いている。かみさんの友だちにいただいた甘夏みかん６個を材料に、エプロンを着て朝９時半から気合を入れて作った。毎年の恒例行事なので慣れてはきたが、レシピ通り基本に忠実に丁寧に作ることを心掛けているので時間がかかる。お昼を挟んで午後２時半頃まで掛かってしまった。一日がかりの大仕事である。
「男の料理教室」で覚えて唯一自分の得意なメニューとなって、コロナ禍という思わぬ自宅でのマーマレード作りは今年も瓶に詰めて６個もできてしまった。「じいちゃんのマーマレード、おいちい！」と言った孫は今年はもう高校生に成長した。５月の連休に来たら久しぶりに食べてもらおうと思う。何と言うだろうか？楽しみである。（２０２２.４.２４）