アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.56

「ハートの葉っぱ」

ヒガンバナ

やっと非常事態宣言が解けて、徐々に今までの生活スタイルが戻るのを期待している。コロナの自粛生活が1年以上も続いて、いろいろな行事が中止になって、家の中で過ごす時間が長かった。何か新しい楽しみを見つけようといろいろ模索して、何も用事がない日は、せめて一日一回は体を動かすために近くの佐鳴湖公園にウオーキングに行った。季節ごとの野の花や草木の葉っぱを見て楽しむことが日課となった。

花が好きな人は多い。というか、特に関心がなくても花が嫌いな人はいないでしょう。でも花は季節があっていつでも見られるわけではない。しかし落葉樹以外の葉っぱは1年中いつでも楽しめる。形や色が様々で関心を持ってみると結構おもしろい。赤や緑、黄緑、斑入など、個性豊かだ。まるい葉っぱ、細長い葉っぱ、ギザギザの葉っぱ、手のひらのような葉っぱなど。一つの木にグーとチョキとパーの3つの形の葉がついている、通称「グーチョキパーの木」もある。

ハート形の葉っぱばかりを探しても面白い。佐鳴湖公園で探してみたら、結構たくさん見つかった。朝鮮アサガオやヤマイモ系など、つる性の植物にハート形が多いことが分かった。同じハート形でも大きなハート、小さなハート、円いハート、細長いハートなど様々だ。写真の葉っぱはヤマイモ系かどうかよくわからないが、秋になって葉が枯れたら根っこをたどると美味しいヤマイモが採れるかも知れない。(2021.10.10)

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