アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.32

「令和3年が明けた」

中日新聞

あけましておめでとうございます。 世の中コロナで騒いでいる間も時は正確に刻まれ、令和3年の正月は明けた。我が家ではいつも年末に舞阪の親戚から浜名湖の牡蠣を格安でたくさんいただいて孫たちにカキフライを腹いっぱい食べさせてあげるのが恒例の楽しみだったが、今年は様子が変わってしまった。

浜名湖の海水温が異常に高いままで、牡蠣が育たず大部分が死んでしまったという。ちょうど中日新聞に1月1日から「浜名湖の水温異変」の見出しで特集記事になった。親戚の彼から「ごめん!今年は牡蠣が全然だめだ」と謝りの連絡があった。牡蠣の不漁は海水温異常以外にも様々な原因が複雑に関係しているようだ。

孫たちも今年はコロナの影響もあり、帰って来たのは1家族だけ。今年中学3年と小学6年になる孫にカキフライの代わりに牛肉、豚肉と頂き物のカニをたっぷり食べさせて満足してもらった。


箱根駅伝

正月の楽しみと言えばもう一つ、箱根駅伝がある。マラソンをやらない私も見るのは好きだ。ただ走って順位を競うだけなのに、毎年ドラマがあって、こんなに興味深いスポーツはない。往路での創価大の初優勝も予想外だったが、まさかの青学大の12位はいろいろ事情があったようだ。復路のゴール前残り2キロで駒大が創価大を抜いて逆転総合優勝に輝く劇的なドラマがあった。復路で12位から4位に順位を上げた青学大はさすがだった。コロナ禍で沿道での観戦自粛となったのは残念だったが、テレビ観戦はいつも通り楽しかった。

人生いつ何が起こるかわからないのはマラソンと同じ、いろいろなドラマの連続である。コロナとの闘いはあわてても仕方がない、牛のように一歩一歩前へ進むしかありません。みなさん、今年もよろしくお願いします。(2021.1.5)

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