アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.26

「秋本番」

桜の葉っぱ

あんなに暑かった今年の夏も、このところの朝夕の冷え込みに懐かしさを覚えてしまう。夏がいくら暑くても、やはり寒い時は寒くなるのだ。佐鳴湖公園の桜の葉っぱも最後の数枚を残すのみとなり、木枯らし2号くらいで最後の葉っぱも散ってしまうだろう。コロナに始まりコロナに暮れようとする2020年もあと1か月半、自粛生活が長かったからか、アッという間に1年が終わる感じである。

立冬も過ぎて、暦の上では冬であるが周辺の紅葉はこれからが秋本番である。今年は珍しく台風が一つも上陸しなかったお蔭で落葉樹の葉っぱの痛みもなく綺麗な紅葉が見られるとの期待がある。佐鳴湖公園のメタセコイアやナンキンハゼ、イチョウなどもだいぶ色づいてきた。あと1週間もすると見事な紅葉が見られそうだ。

世間ではGoToキャンペーンで賑わっているようだが、「1回くらいは紅葉も見に行きたいな!」と、近場で日帰りドライブを兼ねての紅葉狩りを計画している。春の桜と秋の紅葉は、やはり共に1年で1回限りの楽しみの一つ、その時期を逃すと、また1年を待たないと出会えない。あと何回満開の桜と紅葉が見られるだろうか…などとつい数えてしまう年齢になってしまった。

それにしても予想通りというか、寒くなるにつれて新型コロナウイルスの感染拡大が全国的に広がりつつあるのが心配である。浜松も例外ではなく、マスクと手洗いの励行、三密を避けて人の混みあうところへは行かないなど、基本を守るしかない。(2020.11.15)

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