アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.23

「貴重な一個」

次郎柿

我が家の庭に、15年ほど前に浜北緑花木センターで購入して植えて、今は2mほどに成長した次郎柿の樹がある。手入れもろくにしないが季節になるといくつか花が咲く。花が咲くころに消毒しないと虫にやられて実が落ちてしまうよと柿農家の知人に言われて多少消毒はするのだが、小さに生った実が見事に落ちていく。

今年も無事落ちないで生った実が一個だけ、貴重な貴重な一個である。少し早いかもしれないが、小鳥に食べられる前にと先日収穫して朝食のデザートにいただいた。実は小ぶりだが、まあまあの甘さで間違いなく次郎柿の味だった。果物は生り年と生らない年があるが、今年はどうなのだろうか。

10月のASNの定例会でパーシモンクラブのメンバーより、収穫したばかりの次郎柿をたくさんいただいた。いつも日程が合わなくて参加できないが、このクラブで柿の栽培技術を学べば、我が家の次郎柿も、もう少したくさんの実が収穫できるだろうに。(2020.10.24)

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