アンドレのフォト・エッセイ「令和つれづれ草」No.17

「多肉植物が面白い」

多肉植物

年を重ねると、細かい仕事、根を詰める仕事がだんだん億劫になる。部屋を飾る観葉植物も、できるだけ手のかからないものが良くなってくる。コロナの自粛生活が始まったころから多肉植物に興味を持つようになって「多肉植物の育て方&楽しみ方」の本を買って勉強を始めている。

多肉植物は@小さいので場所をとらないA水やりがあまり必要ないB肥料もほとんど必要ないC差し木で殖やせるD枯れにくい・・・など管理が楽で、E種類が豊富で飽きないF値段が比較的安価G思わずきれいな花が咲くとうれしい・・・など良いことづくめだ。

興味を持ってから、花屋やスーパー、ホームセンターへ行っても多肉植物コーナーに自然と足が向いてしまう。珍しいものがあるとつい買ってしまうが、せいぜい¥300前後の手ごろな値段のものばかり。トゲのある種類はケガをするので余り買わない。だんだん鉢が増えて窓際にいろいろな種類の多肉植物がたくさん並ぶようになった。

子どもが独立して世話を焼く相手がいなくなるとペットの犬や猫を飼う熟年が多い。人間は本能的に常に世話を焼く相手が欲しいものだ。犬も長生きなので今から飼うとどっちが先?になるかが心配になる。観葉植物ならそんな心配はいらない。皆さんの中にも多肉植物に趣味をお持ちの方がいると思うが、いわゆる後期高齢者には最適な趣味だと思う。まったくの初心者でもそれなりに楽しめるのがいい。(2020.9.12)

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