“生徒のパソコンのバージョンは様ざま”

初級クラス・中級クラス、それぞれ15人ほどが見えてくれるが、特に初級クラスの生徒が持ってくるパソコンのバージョンは様ざま。教室ではOSのVistaとかXPはあまり関係なく、WordとExcelのバージョンが問題になる。ある男性が、「私はさっぱりパソコンのことは分からないので娘に買ってもらいました」と、真新しいVistaの入ったDELLのパソコンを持って入会してくれたのでWord2007のテキストを渡した。しかし、途中からテキストと自分のパソコンの画面が違うと言い出した。確かに新しいVistaのパソコンである。私は「同じのはずですよ」と答えて講座を進めた。しかし、「やっぱり画面が違うので分からない」と言いだした。そんなことはないはずだが、と改めてよく見ると、なんとなく違う。バージョン情報を確認したら、何と中国製のソフトだった。最近の安いノートパソコンには中国製のソフトがインストールされているのがあるのだ。その男性はその後教室に来なくなってしまった。

娘さんの中古のXPのノートパソコンを持ってきた女性は、Wordの「書式のコピー」のツールのアイコンが見当たらないと言い出した。確かにどこを探しても見当たらない。バージョンを確認したらWord2000だった。ことほど左様に、教室に持ってくるパソコンのバージョンは様ざまで、それを統一して教えるのは不可能だ。「Vistaの方はこうですよ、XPの方はお待ちください」と、分からない人には個別に教えないといけないのでこちらも忙しい。私自身は普段はVistaを使用しているので、XPのツールの使い方を忘れてしまって、「ちょっと待てよ!」ということが多くなった。10月にはWindows7が、来年にはOffice2010が発売になると、果たしてどういうことになるのか、頭の痛いことである。(2009・9・28)