「私とパソコンとの出会い」その1

私が始めてパソコンと出合ったのは、1999年1月、57歳の時に自治会の会計を依頼された時です。 今どき決算書や資料作りに手書きと言う訳にもいかず、ワープロも打てませんでしたから、たまたま 長男の古いパソコンが遊んでいたのを譲り受け、・・・と言っても、10年ほど前、長男が大学院進学の時に 私が買ってやった今となっては骨董品的なパソコンです。当時50万円近く支払った記憶があります。  娘二人もコンピューター関連会社に勤務していますが、3人とも東京暮らしで教えてもらえず、 正月に帰ってきた時に、取り合えず、電源の入れ方切り方だけを教えてもらって、“いろいろやっているうちに覚えるから” と言い残して、さっさと東京へ帰ってしまいました。身内は冷たいものです。

それからは電話で子供達に聞こうにも何を聞いていいのやら、パソコン用語はみんな横文字ばかりでチンプンカンプン、参考書もろくになく悪戦苦闘の毎日でした。A4の簡単な文章を丸一日掛かってやっと完成間近に、クリック一つ 間違えて、文章がバラバラに分解してしまって、直し方が分らず、また初めから作り直しの連続でした。 そんなことを毎日繰り返しているうちに1年ほどすると、ワードでの簡単な文章やエクセルでの決算書が何とかできるように になりました。誰の教えも受けないで参考書すら満足になく、全くの独学でしたが、人間やる気と根気があれば何とかできるようになるものです。