「ヒメジオン」キク科ヒメジオン属、1年草、花期6〜10月

ヒメジオン

北アメリカ原産で繁殖力、適応力が強く、今や世界中に帰化している1年草です。日本へは1865年頃に「柳葉姫菊」の名前で観賞用に導入されたものが、すぐに野生化し、全国へ広がっていきました。現在は道端や荒地、河川敷など、どこでもごく普通に見られるようになり、強健な性質から亜高山帯など自然度の高い環境にもどんどん侵入し、そこにもともとあった貴重な植物と競合する恐れが強い種です。畑など農耕地にも群生しますが、除草剤にも強く、駆除は困難を極めています。その為外来生物法で「要注意種」に指定されています。

種子生産能力が強く、種子そのものの寿命も長いことから爆発的な繁殖力を持っています。種子の寿命は35年、1個体あたり47,923個もの種子を生産しているという報告もあります。また、トラクター等の耕転によって根茎がちぎれると、またそこから新たな個体ができます。根生葉は長い葉柄を持つ卵形の葉で、鋸歯が荒くギザギザしています。春になると徐々に茎が立ち上がり、早ければ5月以降開花をはじめます。茎を折ると、中心には白い髄が詰まっています。花はハルジオンに似ていますが、一回り小さく、中心に黄色い管状花が丸く集まり、外側に白い糸状の舌状花がつきます。

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