アンドレの「デジカメで気ままにエッセイ」No.52

“浜松城公園の枝垂桜”

長かった冬もやっと終って日一日と暖かくなると、まず、通らなくてはいけない花粉症の季節。私にとっては、毎年大好きな花の季節を迎えるための関所のようなものです。

さて、花の季節の幕開けは何といっても桜でしょう。春といえば桜より少し早い梅の花もありますが、桜の華やかさには敵いません。パっと咲いて、パッと散る、美しいが故にはかない桜の花が、どう言う訳か歳と共に好きになりました。 しかし、桜の花ほど写真を撮るのに難しい花はありません。花が咲き始めて散るまで、僅か1週間から10日ほど、一番きれいな時はせいぜい3〜4日でしょう。しかも、毎年その年によって咲く時期が早かったり遅かったり、丁度見ごろの時に天気が悪かったり、自分の都合が悪かったりすれば、また1年待たなくてはなりません。

今年は3月27日に休暇を取って少し遠出をしょうと計画していましたが、生憎天気が悪くなるとの予報で、諦めて近場の浜松城公園に行きました。新聞では「咲き始め」と載っていましたが、何と満開でした。週末には散ってしまいそうです。新聞の情報も当てになりません。 こうして、遠くへ行かなくても結構作品作りは出来るものです。お天気も予報が外れて一日中良い天気でした。春の天気予報はあてになりません。翌日の朝、昨日の光線状態が不満で、出勤前にもう一度公園を訪れました。

上の写真は120枚ほど撮った中の厳選50枚の内の1枚です。自然の花や樹木が大好きな私は、毎年3月から11月の紅葉まで, 花や新緑、紅葉を求めてカメラを持って野山を歩き回るのが私の健康法の一つになっています。主に奥三河地方を中心に月2回ほど出かけるのが恒例となっています。(2003・3・29)

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