アンドレの「デジカメで気ままにエッセイ」No.42

“狂い咲きした姫りんごの花”

姫りんごの花は春と秋と二度咲くんでしたかしら?・・・・普通春 だけですよね。我が家の姫りんごの花が、ご覧のように春に咲いた 花の実が成っているのに、また10月15日に満開になりました。ミツ バチも季節外れの姫りんごの花に大喜びで飛んできました。

もっとも、バラ科の花は2度咲きすることが良くあります。同じバ ラ科の桜も再び秋にチラホラ咲いたりすることは良く見られますよ ね。犬の散歩コースの桜も丁度今、再びチラホラ咲いています。

そう言えば、今年のヒガンバナは1週間ほど満開が遅れたました。 暦に正確なヒガンバナにしては珍しい事です。今年の夏は異常気象 でしたからね。

我が家の庭で実のなる木に柿の木があります。8年ほど前に植え て、毎年実が成ります。去年は沢山成りました。といっても15個ぐ らいでしたが、今年は辛うじて無事4個落ちずに残りました。そろ そろ食べごろかなと毎日眺めていました。「よし、今朝が一番食べ ごろ」と思って採ろうと見たら、何と一番美味しそうな柿が見事に 小鳥に食べられた跡でした。

その次に食べごろの一番大きな柿も小鳥が味見をした跡が無数に あって、くちばしで突付いた穴だらけでした。鳥はしっかりと食べ ごろを心得ていて味見をしてから食べるんですね。結局残りの小さ な二つの柿が唯一今年の我が家の貴重な柿の収穫でした。その採り たての2個の小さな柿を今朝の朝食のデザートに格別に味わっていた だきました。

異常と言えば、今年は各地でお米や果物がごっそり盗まれる被害が 多発しています。滋賀県では田んぼの収穫直前の稲が機械ですっか り刈り取られてしまった、という前代未聞のニュースがありまし た。1年間丹精込めて育てた農作物をごっそり盗まれてしまうなん て、その農家はお気の毒としか言いようがありません。何とも世知 辛い世の中なったものです。

それに比べたら、我が家の柿2個を小鳥に食べられてしまった ニュースなどは、何とほのぼのとした美しいお話ではありません か。(2003・10・17)

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