アンドレの「デジカメで気ままにエッセイ」No.33

“コンパクトデジカメで花火を撮る”

(15年度の袋井の花火大会にて。オート撮影 絞りf2.8 シャッ タースピード50分の1)

今年の花火は殆ど終ってしまったので、来年の為にコンパクトデジカメで花火 を撮るコツをお教えしましょう。 花火を撮る場合は、普通バルブ撮影(花火が開くまで長時間露光) で撮りますが、普及型のコンパクトデジカメの場合はバルブ撮影機能がありま せんので、仕方なくオート露光で撮る事になります。その場合の注 意事項を書いてみました。

(1)フラッシュ機能はOFFにする。(2)撮影距離を遠距離モー ドにする。(3)ぶれない様にしっかり構える。・・・・手持ちで オート露光撮影の為シャッタースピードが遅くなる。(4)その都 度初めの2〜3発目の花火で撮ってしまうこと。・・・・・シャッ ターを切るタイミングが遅いと、煙が充満して、花火が霞んでしま う。

バルブ撮影が出来ないコンパクトデジカメの場合は花火が開いてから シャッターを切るので、タイミングが非常に難しい。 特に風のない日は、煙が直ぐに充満して花火が煙で見えなくなった り霞んでしまう。丁度一番綺麗な時に上手くタイミングが合わない 等。 兎に角沢山シャッターを切っておく事です。私も沢山シャッターを 切りましたが、気に入った画像は数枚しかありません。

今年は孫が、と言うよりはママ(息子の嫁)が花火を見たくて、息 子より一足早く浜松に帰ってきました。余り人ごみが好きではない 私は、初めて孫を連れて袋井の花火を見に行きました。電車で行っ て専用バスで現地到着。初めてのことで、どの場所で見ればいいの か皆目判らず、川の土手の人ごみの中を歩いて行きました。

青いビニールシートを敷いた特等席のようなところに入り込んでし まいました。少し空いているところがあったので、周りの人に「こ こは指定席ですか」と聞いても、誰も分かる人がいません。「ここ に座っても良いんですかね」と聞いたら、「いいじゃないですか」 との返事。「まあ、誰か来たら退けばいいか。」と、座り込みを決 めました。

結局まる2時間、打ち上げ現場のまん前の特等席で堪能してきまし た。大きな花火は殆ど真上に上がりました。みんな寝転んで見てい ました。流石に袋井の花火は全国でも5本の指にランクされる大規 模な花火大会だけあって、その迫力は流石です。丸2時間、息つく 暇もありませんでした。特に最後の遠州トラック提供の花火はこれ でもかと言わんばかりのド迫力で、1千万円が2〜3分間で大爆発 した感じでした。

丁度最後の花火が終った途端に雨が降り始めました。みんな急いで 帰り始めたその時、とうとう大雨になってズブ濡れになって袋井駅 に辿り着きました。因みに今年の袋井の花火の人出は35万人だっ たそうです。(2003・8・17)

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