アンドレの「デジカメで気ままにエッセイ」No.29

“我が家の居間でセミが誕生”

昨日の朝、モモ(我が家の愛犬)の散歩をしていたら、公園で今年 初めてのセミの鳴き声を聞きました。みなさんは、もう聞きました か?。いよいよ梅雨明けも間近か、夏本番の到来ですね。

さて、写真は昨年の夏、やはりモモの夕方の散歩の途中、道端で何 やら虫が這っているのを見つけました。よく見るとセミの幼虫でし た。こんな道路の真ん中では死んでしまうから、と思って家に持っ て帰って観葉植物の枝に止まらせました。(この観葉植物は先日の エッセイで紹介した“砂漠の薔薇”です)

夕食を食べていたら、何とセミが羽化し始めてしまいました。これ は大変、セミの羽化の立会いなんて初めての経験です。慌てて夕食 を済ませて、セミのお産婆さんの代理を務めました。・・・・と 言ってもデジカメを構えて一部始終を写真に撮っただけですが。

卵から生まれた幼虫は7年間も地中で暮らして、やっと地上に出て きて羽化して成虫になったと思ったら、たったの1週間で次の世帯 の子孫を残して、その一生を終ってしまう、はかない人生?だそう です。

人間の一生も宇宙の中ではほんの一瞬のようなものです。そんな一 瞬の中で、楽しい事、苦しい事、嬉しい事、悲しい事があって一生 を終るのです。 やっておきたい事は精一杯やって、せめて最後に、「悔いの無い人 生が送れた」と言えるようになりたいものです。(2003・7・19)

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