85:二本杉峠から望む中央構造線(天竜区)

二本杉峠
昔戦国武将がこの峠にさしかかってな、弁当を食べようとしたが箸がない。近くの杉の小枝を切って食べ終わった後に、二本の箸を地面に刺してこう言った。「わたしが出世したらお前も大きく育て」と。その木は明治10年頃切られたが、木のまわりが20メートル、高さ50メートルもあったそうな。その武将は家康だとか、信州の遠山城主だとか、なかには弘法大師だとか言われているが、古い話だでなあ、はっきりしておらん。(佐久間昔ばなしより)(2012・9・13)