84:青崩峠(天竜区)

青崩峠は標高1082mの遠州と信州を結ぶ眺望絶景の重要な峠であったが、その反面、「塩の道」としての最大の難所でもあった。 峠付近の地質構造は中央構造線による破砕帯となっており、風化した山肌がむき出しになった岩盤から峠の名前が付けられた。 三遠南信自動車道の一部として位置づけられている。地盤が脆弱なため、西寄りにトンネルを通す形で着工しているが未完成。現在はう回路として兵越峠を抜ける草木トンネルが開通している。(2017.12.5)