70:船明の二本杉(天竜区)

天竜区船明の見通しの良い国道152号線沿いに、2本の大きな杉の木がそびえ立っている。高さ32.5メートルと29メートルの2本の杉は「暴れ天竜」から村を守る堤防にそびえる水防のシンボルだった。杉は河沿いに建てた諏訪神社への参道両脇に立つ。大きな木陰には農作業の合間にみんなよく休んだという。船明ダムが完成し、諏訪神社があった場所は野球場や陸上競技場になっている。神社はコンクリート製に建て替えられ、敷地の一角にひっそりとたたずむ。(2010・4・8)