14:佐鳴湖(中区)

今から約2000年も前の縄文時代から佐鳴湖はあったといいます。浜名湖とつながっているので、潮の満ち干によって海水が流れ込むので、淡水の魚ばかりでなく、海水の魚も見られるそうです。周囲5.5km、平均水深2m、不名誉にも日本で一番汚れている湖といわれて、全国的に有名になりました。しかし、佐鳴湖は汚れているのではなく栄養過多の状態、今風にいうと「少々メタボ」ということです。不名誉返上に向けて、官民挙げてメタボ解に向けて知恵を絞った結果、2007年度のは全国3位にまで改善されましたが、抜本的解決には至っていません。周囲に大規模な住宅団地が出来たのが大きな原因のようです。

しかし、佐鳴湖を囲む佐鳴湖公園周辺は、春は桜に始まり美しい木々の花や緑に囲まれ、冬はカモやユリカモメなどの格好の休息地となり、里山の田んぼにはメダカやカエル、トンボ、イナゴなど、野生の小動物の宝庫でもあります。毎日ジョギングやウォーキング、散歩など、大勢の市民が訪れ、思いおもいに楽しむ憩いの場所として、こんな素晴らしい公園はありません。(2009・10・25)